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モチベーションを向上させる職場環境の改善ポイントとは?

働き方が変化する時代、従業員のモチベーションの維持や向上はどのように行われているのだろうか? 効率化ばかりが重要視され、ヒトとの繋がりを感じられるリアルなコミュニケーションが少なくなっている企業も多い。時代の変化に合わせた職場環境へと改善を促し、モチベーションを向上するポイントについて解説する。

2020年 12月 03日

時代に順応した職場環境へのアップデート

職場環境は従業員にとって様々な効果をもたらしている。ヒトとの繋がりや偶発的な会話が生まれることでのモチベーション向上やイノベーション創発など、内的な面での効果が挙げられる。これは、リアルな場所で実際に顔を見合わせ、雰囲気を体感することで得られる効果であり、コロナ禍でのリモートワークという働き方では機能しづらい。週の半分はリモートワーク、もう半分はオフィス出社という働き方へと徐々にアップデートしている企業も増えている中、非対面・非接触というバーチャルでは得られない体験を職場環境は従業員に対して提供していくことが、社内の士気向上にも繋がり、これからの組織形成にも貢献していくのではないだろうか。

職場環境に対する企業の現状意識

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言により、緊急対応でのリモートワークを日本のオフィスワーカーは体験した。2020年5月にJLLが実施した「新型コロナウイルスによるリモートワークとオフィスに関する意識調査」では、緊急事態宣言発出後、リモートワークの導入は全体の98.7%にという結果が見られた。この緊急事態下での体験により「オフィス環境は変わる、変えていきたいと思う」の回答が58.1%、「オフィス環境は変わる、すでに検討を進めている」の回答が23.8%となり、職場環境の改善を検討している企業が多いという結果が確認できた。

 従業員の働き方を改善し、モチベーション向上から人材確保や離職率改善に繋げるための戦略の1つとして職場環境という場所の改善が以前から注視されていたが、コロナという予期せぬ緊急事態により根本的な「場」の意味が改めて問われている。その問いに対して、企業文化や特徴を活かした職場環境の改善が企業の喫緊の課題として求められているのではないだろうか。

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アフターコロナに適応した職場環境の改善ポイント

デジタルでは得ることのできないリアルなコミュニケーションを体験できる場の構築

職場でのコミュニケーションは以前から必要とされていたが、コロナ禍でのリモートワークを経験し、その重要度がさらに高まったのは確かだ。ニューノーマルな働き方へとシフトする中で、従業員のモチベーション向上、また、会社への帰属意識を高めるため、オフィス環境へのコミュニケーションスペースの設置など、リアルなコミュニケーションを重視した場の再構築が見られ始めている。コミュニケーション活性化だけが1人歩きせず、なぜ従業員がオフィスという場所で働きたいのか、という課題・背景を理解し、目的に繋げていく職場環境の改善が、モチベーション向上という結果に結びつくであろう。

ヒトの体験と安全衛生を重視したオフィスデザイン

アフターコロナに向けた職場環境の改善を図る上で、安全衛生を確保することの優先順位は高い。コミュニケーションスペースを設けると同時に、ヒトとの距離を十分に確保するソーシャルディスタンス戦略を念頭に置くことが不可欠となる。また、サテライトオフィスやリモートワークという非接触型の働き方が今後も重要とされる中、デジタルコミュニケーションの効果を最大限に発揮させるため、テクノロジーのインフラを十分に整えておく必要がある。10年前は考えられなかったような職場環境の改善ポイントが、アフターコロナでは肝要となる。

ヒトの個性が無数にあるほど、企業の文化や特徴も様々であり、職場環境で重視すべきポイントもその個性によって変わってくる。働く環境が日々変化する中で、その個性をベースにオフィスというハブスポットを敏感にアップデートしていくことはアフターコロナ、さらには長期的な企業の”今後”の成長へ寄与するであろう。不確実かつ変化の激しい時代だからこそ、職場環境を堅実に改善し、従業員のモチベーションを維持、そして向上させていくことがこれからを生き抜く秘訣にもなるのではないだろうか。

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