記事
新型コロナウィルス:テナントが対応するべき3つの項目
現在、新型コロナウィルスに対応するため、ファシリティーマネジメント、リスク、人事、広報等、機能横断的なチームの結成が求められている。
2020年 04月 15日
機能横断的なチームで新型コロナウィルスの潜在的影響へ対応
テナントの新型コロナウィルスの潜在的影響への対応は非常に重要だ。このため、多くの組織がファシリティーマネジメント、リスク、人事、広報、調達、その他で構成される機能横断的なチームを結成している。
法人テナントは、新型コロナウィルスの影響を乗り越えるために以下の3つの項目について検討するべきである。
従業員、顧客、コミュニティー等、「人」の保護を最優先する
- 自社の各施設におけるウィルス感染のレベルに応じて、段階的に、また必要であれば即時に実施できる措置を策定する。
- わかりやすいコミュニケーションプログラムを導入し、不動産ポートフォリオ全体に策定した措置を展開する(簡単なメッセージが記された図解ポスターや簡潔な指示など)。
- 現地チームが内容に容易にアクセスできるように準備し、簡単な段階的アプローチを提供する。
継続性とレジリエンスで混乱と中断を最小限に抑える
- テレワークプログラムを発動またはその開発を加速する。
- どの業務や活動が影響を受けているのか、物理的なオフィスの外に移管が可能か否かまたは一定期間中止可能であるかを評価する。
- 物理的オフィス外で業務を開始・継続するためのIT(ハードウェアとソフトウェア)監査を実施する。
経営陣、従業員、訪問者、パートナー、ベンダーと明確かつ定期的に対話する
- メッセージを慎重に準備し、誤解を避けるべく注意して発言する。
- 行動の共有と結果報告について完全な透明性を確保する。
- あらゆる公式および非公式のリリースを検証し、承認を得る。
注:JLLおよび弊社スタッフは、貴社の事業継続計画策定もしくは対策計画策定につき、医療および公衆衛生の視点から指導し、または影響を与える権限もしくは資格を有せず、弊社は何らの責任を負うものではありません。第三者より公開された最新の資料等を提供するよう努めますが、新型コロナウィルスに関する一切の情報、医療・公衆衛生上の影響については、独立した専門家の助言に基づく対応をお願いいたします。