大和ハウス工業 - グリーンビルディング認証取得事例
大和ハウス工業のグリーンビルディング認証取得を支援。「大和ハウス東京ビル」が日本最大規模の「LEED-EBOM」認証取得事例に。
場所
東京都千代田区
スポットライト
グリーンビルディング認証(LEED-EBOM)取得の支援
規模
地上23階地下2階、延床面積48,825.83㎡
不動産タイプ
オフィス
アプローチ/成果
JLLは、大和ハウス工業株式会社が都内に所有する建物の環境認証取得を支援し、国際的な建築物環境性能評価システムであるグリーンビルディング認証「LEED-EBOM※1」の最高評価ランクである「LEED-EBOM」プラチナ認証※2を取得した。日本における「LEED-EBOM認証」の6事例目で、日本の建物としては最大規模※3となり、国内住宅メーカーの認証取得は初(2017年4月4日時点)。
JLLが認証取得を支援した「大和ハウス東京ビル」は1999年に竣工された地上23階地下2階、延床面積48,825.83㎡(本館47,246.78㎡・別館1,579.05㎡)の鉄骨造の建物。JLLは建物改修計画の修正や作成支援、建物管理新規着任者など誰からも理解しやすい運用指針やマニュアルの作成、エネルギー分析、各種の監査実施への支援を行った。その結果、同建物は2017年3月23日に「LEED-EBOM」プラチナ認証を受け、当時として日本で最大規模の「LEED-EBOM」認証の取得事例となった。
担当者の声
JLLが世界で提供している環境認証に関するノウハウと、独自のファシリティマネジメント管理指針も活用しながら、建物運用管理を支援
プロジェクトを担当したJLL日本 エナジー&サステナビリティサービス事業部 松本 仁は次のように述べている。
「認証取得にあたり、ビルの現状分析や改善点の抽出を丁寧に行い、お客様並びに関係者と連携し、改善に向け役割分担を明確にし、取得後も建物の品質を維持し、運用できるようにアドバイスを心がけました。また、JLLが世界で提供している環境認証に関するノウハウと、独自のファシリティマネジメント管理指針も活用しながら、建物運用管理を支援しました」
JLL日本 エナジー&サステナビリティサービス事業部 奥田 知康は次のように述べている。
「この度、『大和ハウス東京ビル』の『LEED-EBOM』プラチナ認証取得のお手伝いができうれしく思います。JLLは今後も、お客様のニーズに沿った環境サービスを提供していくとともに、本サービスを通じてサステナブル(持続可能)な社会づくりに貢献して参ります」
世界的に環境に対する意識が高まる中、企業による環境対策への取組みやニーズも多様化している。JLLでは、そのニーズを受け、世界各国でオフィス、商業施設、データセンターなどの施設におけるエネルギー使用状況の管理、省エネ並びにコスト削減に向けた計画策定、実行及び環境報告書の作成支援、またLEEDを始めとする国際的な環境認証の取得支援サービスを提供している。
※1:「LEED (Leadership in Energy & Environmental Design)」は、米国の非営利団体USGBC(U.S. Green Building Council) が開発し、GBCI(The Green Building Information Gateway) が運用する建物の環境性能を評価するシステム。「LEED-EBOM(LEED for Existing Building Operation and Maintenance)」は、NC(新築ビル)、C&S(コア&シェル)、CI(内装)、ND(エリア開発)、HOME(戸建住宅)と5種類ある認証種類の1つで、既存ビルの運用、管理を対象としている。
※2:「LEED」認証には4つのレベルがあり、獲得するポイント数でレベルが決まる。標準認証(40-49)、シルバー(50-59)、ゴールド(60-79)、プラチナ(80+)。
※3:建築面積、延床面積、階数、建物高さにおいて最大規模、2017年4月4日時点。