リサーチ
不動産投資意識に関する動向調査
JLLでは2024年8月に不動産投資意識に関する動向調査を実施。日銀の利上げが不動産市場に与える影響と投資家の反応、今後の展望を解説。
2024年 11月 18日
エグゼクティブサマリー
JLLでは2024年8月に不動産投資意識に関する動向調査を実施した。本調査 は、日銀が7月に決定した2度目の利上げについて、市場関係者に対して今後 の投資に際してどのような変化を織り込んでいるかを尋ねたものである。
市場を取り巻く環境の変化
利上げを受けて市場関係者が最も高い関心を示すのは金融政策(金利、為替 変動、金融機関の融資スタンス含む)である。市場関係者は2024年度末まで に2度利上げされ、50bps程度の上昇を織り込むのが概ねコンセンサスで あった。しかし、7月の段階で2度の利上げが実施されたため、年度内での追 加利上げの実現に対する警戒感が市場関係者に芽生えた。
投資志向の変化
市場関係者は利上げを織り込むことで投資志向に変化が生じてきている。市 場関係者の属性によって異なるが、総じて投資そのものを控える、投資セク ターや投資エリアの選別を強めてディフェンシブな投資へ転換するのではな く、投資対象を広げることで利上げを相殺する利回りの確保を目指す志向が 高まっている。
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