JLL、アジア太平洋地域のファシリティマネジメント部門年間最優秀企業賞を獲得

2022年度アジア太平洋地域のファシリティマネジメント部門年間最優秀企業賞

グローバルで事業展開する市場調査会社のフロスト＆サリバンは先般、アジア太平洋地域におけるファシリティマネジメント業界の評価を実施。JLLは2022年度アジア太平洋地域のファシリティマネジメント部門の年間最優秀企業賞を獲得しました。

ファシリティマネジメントは、企業が目指す事業成長を実現するための重要な要素であり、とりわけハイブリッドワークの普及拡大に伴い、その重要性が高まっています。施設内で従業員・顧客・来館者が快適な時間を過ごせることはもちろん、リスクやコストの抑制、人、データ、テクノロジー、サステナビリティを包括した総合的な施設運用プラットフォームの構築に至るまで、ファシリティマネジメントの対象範囲が広がっています。

フロスト＆サリバンは、今回同賞を授与するに当たり、JLLが施設運用の効率化、拡張性を確保した施設運営、運用パフォーマンス向上に取り組んでいる点などを評価。特に、JLLが提供するファシリティマネジメント・サービスに関して、世界のあらゆる地域で標準化された高品質のサービスを提供している点を評価しています。
フロスト＆サリバンは「競争力あるポジショニング、95％の平均契約更新率、450社以上の顧客数、さらに最先端テクノロジーを導入することで、JLLは業界リーダーの地位を獲得しています」と評価しています。

ファシリティマネジメント業界のリーダー

フロスト＆サリバンのビルディング・リサーチプログラム マネージャー、ジャニス・ワン氏は、次のように述べています。
「JLLは、中核市場でのリーダーの座を維持する一方、新しいセクターでも戦略的な視点に立ち、機会をいち早く捉え、当該市場で存在感を高めていく能力に長けています。背景として、市場での強力なブランドエクイティ（資産価値）を守ることに経営の重点を置いている点が挙げられます」

また、イノベーションに注力する姿勢も競争力を高める要因になっています。実際、JLLは、業務効率向上場面への対応、クライアントに魅力的に映る価値の向上、サステナビリティへの対応強化を目的とした技術投資に積極的に取り組んでいます。こうした戦略・行動を背景に、JLLは、一貫して増収と顧客獲得に成功を収めています。

ファシリティマネジメントにいち早く不動産テックを活用

JLLには技術を生かしたサービスが多く、これも成功要因の1つとして注目されています。例えば、ビルオーナー、運営会社、ユーザーを対象としたデータセンター運用ソリューションの「データセンター＋」が代表例です。デジタル技術をフル活用したグローバルに対応する業界唯一の総合プラットフォームとして、システム障害の芽を早期に摘み、システムの総保有コストを最適化します。

業界トップクラスのサステナビリティ技術・分析プラットフォーム「Canopy」は、JLLのサステナビリティの方向性に合致しています。このプラットフォームでは、使用率や環境条件のデータを一元化し、コストやパフォーマンスの管理・モニタリングを効率化します。サステナビリティに資するパフォーマンスが最適化され、ネットゼロ目標の達成に何が必要か、迅速かつ正確に判断することができます。

さらに、フロスト＆サリバンは、JLLについて「購買・所有時の顧客の充実感を追求し、顧客と長期にわたって強い結びつきを深めている。顧客満足度、契約履行、企業統治、人材、業績のいずれの面でも優れているため、業務遂行能力や顧客から見た価値への期待も高まっています」と評価しています。

ハイブリッドワークに向けたファシリティマネジメントの再考が求められる企業に対して、JLLではファシリティマネジメントの専門家が勤務環境の違いを問わず持続性のあるサービス提供に重点を置き、臨機応変なファシリティソリューションを提供しています。このため、クライアントのワークプレイスの機能性・快適性・安全性・効率性を確保するだけでなく、従業員が能力をいかんなく発揮でき、事業を成長させるための基盤づくりを支援します。