リサーチ
東京リテールマーケットダイナミクス 2024年第4四半期
2024年第4四半期における東京リテール市場の賃料と今後の見通しをまとめています。
2025年 02月 03日
東京リテール市場|2024年第4四半期
消費者態度指数の基調判断は据え置きとなり、実質総雇用者所 得は持ち直している。こうした状況下、10月の小売業販売額は 引き続き前年同月比増加となった。インバウンド消費も好調が 続いた。東京地区百貨店の美術・宝飾・貴金属の販売額は10月 まで2か月連続で前年比減少となったものの、11月は前年比増 加を回復した。こうした状況下、第4四半期の新規出店需要は 引き続き堅調となった。新規開業事例には、銀座のジルサン ダー(マロニエ通り)、表参道のカール・ハンセン&サン(青 山通り)が挙げられる。
東京リテール市場の今後の見通し
12月のOxford Economicsの経済成長見通しによれば、個人消費 は2025年に1.3%増となる見通しである。リスクには、消費者マ インドの動向が挙げられる。こうした状況のもと、賃貸市場で は、今後も賃料は上昇基調を継続するとみられるものの、需要 の一巡等を背景に上昇ペースは減速する見通しである。投資市 場では、収益より...
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