リサーチ
東京オフィスマーケットダイナミクス 2024年第4四半期
2024年第4四半期における東京Aグレードオフィスの需要、供給、賃料、今後の見通しをまとめています。
2025年 02月 03日
東京オフィス市場|2024年第4四半期
12月の日銀短観によると、大企業製造業の業況判断は14ポイ ントと前四半期から1ポイント上昇し2四半期ぶりの改善と なった。大企業非製造業の業況判断は33ポイントとなった。 既存ビルと新規ビルの両方において、強いテナント需要が見ら れた。東京グレードAオフィス市場の純需要は2024年第4四半 期に31,100㎡となり、金融と保険業、運輸業、卸売と小売業が 牽引した。
今期の東京Aグレードオフィスの竣工はなかったことで、空室 率は2.8%と、前四半期比0.3ポイント、前年同期比1.8ポイン ト低下した。サブマーケット別に見ると、前四半期に続いて、 空室率は丸の内・大手町と赤坂・六本木とそれぞれ改善した。
今後の見通し
2024年12月時点のオックスフォード・エコノミクス予測に よれば、2025年の実質GDP成長率は1.2%、CPIは2024年と 変わらずで1.6%と見込まれている。今後のリスクとしては、 インフレ、金融市場の不安定性と政治の不確実性が挙げられ る。2025年の賃貸取引は...
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