リサーチ

東京オフィスマーケットダイナミクス 2024年第2四半期

2024年第2四半期における東京Aグレードオフィスの需要、供給、賃料、今後の見通しをまとめています。

2024年 10月 15日

6月の日銀短観は、大企業製造業の業況判断は13ポイントと素 材関連の業種の改善やAI向けの需要が寄与して、2四半期連続 の回復、大企業非製造業の業況判断は33ポイントと消費の弱含 みや人手不足などの影響で停滞した。

ネットアブゾープションは119,000㎡となり、Aグレードオフィ スの竣工はShibuya AXSH (貸床面積: 24,960 ㎡) と赤坂グリーンク ロス(貸床面積: 35,320 ㎡)の2棟であった。 

今後の見通し

2024年6月時点のオックスフォード・エコノミクスの予測によ れば、実質GDP成長率の2024年は0.4%、CPIは2.2%となった。今 後のリスクとしては、インフレの継続、金融市場のボラティリ ティ、日銀の利上げによる投資利回りの上昇圧力などが挙げら れる。 

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