リサーチ
大阪ロジスティクスマーケットサマリー 2024年第1四半期
2024年第1四半期の大阪ロジスティクス市場の需要、供給、賃料、投資市場、今後の見通しをまとめています。
2024年 05月 14日
大阪の物流市場:供給多いが、新規物件のリーシング好調
需要と供給
第1四半期も大阪圏の物流施設に対する堅 調な需要は継続し、新規物件への需要と 既存物件の空室消化でネットアブソープ ションは319,000㎡となった。
第1四半期の新規供給は4棟329,000㎡で、 ストック(総賃貸可能面積)は前期比5%、 前年比10%増加し6,617,000㎡である。新 規供給のうち3棟(BTS1棟含む)は竣工時 に100%稼働であった。
大阪の物流投資市場:需要底堅く、コスト増加を背景に賃料上昇続く
賃料
第1四半期末時点の賃料は月額坪当たり 4,126円となり、前期比1.0%、前年比 1.3%の上昇となった。新築物件の賃料が 全体の賃料を押し上げる状況が続いてい る。既存物件の賃料も緩やかに上昇して いる。
投資市場
投資利回りの低下と緩やかな賃料上昇を 反映し、大阪圏の物流施設の価格(専有単 価)は上昇傾向が続いている。建築中の物 件の売買や築浅の物件で…