リサーチ

インベストメント マーケット サマリー 2024年第2四半期

2024年第2四半期の世界と日本の商業用不動産投資市場動向についてまとめています。

2024年 08月 21日

日本の商業用不動産投資市場の動向:金利は上昇するも、市場の活況は続く

世界の投資額

2024年上半期の世界の不動産投資額は米ド ル建てで前年同期比4%減少の2,870億ドル となった。アメリカ大陸の取引は同10%減 少、EMEA(欧州、アフリカ、中東)は1% 増加、アジア太平洋は7%増加となった。円 安とインバウンド観光客の増加を背景にホ テルへの注目が高い日本はアジア太平洋地 域で最も活発な市場であった。

日本の投資額

2024年第2四半期の日本の不動産投資額は 前期比47%減、前年同期比8%減の9,059億 円(米ドル建てで前年同期比18%減の58.1 億ドル)、上半期では前年同期比21%増の 2兆6,105億円となった。

今後の見通し

世界の不動産投資市場は金利上昇による価格低下を織り込み、投資額回復の動きが見られつ つある。日本では金利の上昇が見られるが、今後の急激な金利上昇による資金調達環境の悪 化はないと考えられており、投資市場の活況は…

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