リサーチ

アジア太平洋地域のホテル投資ハイライト2022年下半期

停滞を余儀なくされたホテル市場が「大いなる復活」を遂げています。2022年9月末時点のアジア太平洋地域のホテル投資額は84億米ドル、前年比16%増を記録。日本は前年比24%増となり「最も活発なホテル投資市場」に返り咲いています。本レポートはアジア太平洋地域の主要ホテル投資市場について分析しました。

2022年 12月 06日

2020年初頭から続くコロナ禍によって低迷を余儀なくされたホテル市場だが、渡航制限の解除に伴うインバウンド観光と出張の需要拡大を追い風に、アジア太平洋地域における2022年9月末時点のホテル取引額は84億米ドルを突破、前年比16%増となるなど、ホテル投資市場は息を吹き返している。JLLは2022年通年の投資額は107億米ドルを超えると予測している。

オーストラリア、中国、韓国など、アジア太平洋地域のいける主要なホテル市場が軒並み回復を遂げているなか、最も顕著な回復を見せているのが日本である。ホテル取引額は23億米ドルに達し、年初来23%増を記録。2023年には取引額が28億米ドルまで拡大する可能性があり「アジア太平洋地域で最も活発なホテル投資市場」の座を奪還した。

一方、ホテル投資市場の「大いなる復活」は急激なインフレと金利高を伴い、短期的に投資活動へ逆風となりそうだ。しかしJLLがアジア太平洋地域のホテルオーナーと投資家に対して実施したアンケート調査によると、投資家の73%が今後12カ月間でホテルの取得に「非常に興味がある/興味がある」と回答するなど、アジア太平洋地域のホテル投資市場に対して大きな期待が寄せられている。コロナ禍では国内の買主が市場を独占していたが、今後は国境を越えた取引が本格的に再開され、各ホテル投資市場のさらなる活況が予測される。

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