リサーチ
データセンターグローバルアウトルック2025年
未来のデジタルインフラを形作る
2025年 03月 14日
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主要なポイント
- AIの需要は2025年も勢いを増し続ける
データセンター業界は、人工知能の加速度的な進化によって変革の時代の幕開けを迎えている。過去数年間で AIに数十億米ドルが投資され、より強力で効率的なインフラとしてデータセンターの需要を押し上げている。
- 2025年にはSMRの総計画発電容量が加速し、総ギガワット数は2倍になると予想される
原子力発電はデータセンターの増大するエネルギー需要を満たすための解決策として浮上している。従来の発電所が電力需要のなんとか対応している中、データセンター業界は従来の原子力発電と小型モジュール炉(SMR)の導入両方を模索している。
- GPU性能の飛躍的向上に対応するには、液体冷却技術への移行が不可欠となる
新規開発においては、液体冷却インフラが標準的な設備となっている。既存のデータセンターが高密度ラックに移行する際(高性能化に対応する際)、液体冷却システムの導入が有効な解決策となる。これは同時に、所有者や投資家にとって施設の価値を高める絶好の機会でもある。
- 2025年、1,700億ドル(約17兆円規模)の不動産資産に新規開発資金や長期融資の調達ニーズが発生する見込み
2025年の投資取引高は、売り手と買い手の価格差が大きく、また市場に出回る物件が限られているため、わずかな増加にとどまる見通しだ。一方で、開発資金の提供は、投資家にとって不動産セクターへの投資機会を得る魅力的な選択肢となる。