JLL、ザ・ワンファイブ大阪御堂筋のホテル売買取引を支援
海外投資家による日本のホテル市場への投資意欲を示すクロスボーダー取引
(2022年1月26日にシンガポールから発表されたリリースの抄訳版です)
東京 2022年2月8日 – 総合不動産サービス大手JLL(本社:米国シカゴ、CEO & プレジデント:クリスチャン・ウルブリック、NYSE: JLL)のホテルズ&ホスピタリティグループは、いちご地所株式会社が保有するザ・ワンファイブ大阪御堂筋について、トラベロッジ・ホテル アジア社(Travelodge Hotels (Asia) Pte. Ltd、以下TLA)が助言を提供する投資家への売買取引を支援しました。
ザ・ワンファイブ大阪御堂筋は、14階建、総客室数136室、大阪市本町エリアに位置するホテルです。コロナ禍のため取引プロセスに一定の制限があったものの、TLAは日本のアドバイザー企業とともにデューデリジェンスや必要なプロセスを実施し、本案件の取得に至りました。今後TLAは、コロナ後の観光需要の回復を見据えた改修を行い、2022年第4四半期にトラベロッジのホテルとしてリニューアルオープンする予定です。
JLL日本 ホテルズ&ホスピタリティ事業部長 辻󠄀川 高寛は次のように述べています。
「今回、いちご地所株式会社様によるザ・ワンファイブ大阪御堂筋の売却を支援し、初めての日本のホテル市場への投資となる海外投資家への売却を今回も実現できたことを大変うれしく思います。コロナ禍における不動産投資やクロスボーダー取引は引き続き難しい側面がある状況下である一方、アジアにおける日本のホテル市場は長期的な投資戦略を持つ投資家にとって引き続き魅力的な投資市場のひとつと位置付けられています」
昨年、緊急事態宣言が解除された2021年第4四半期以降、海外投資家による日本のホテル取得案件が複数みられ、今後の日本の経済回復やファンダメンタルズに対する堅固な期待が継続していることを裏付けています。例として、2021年11月にプライベートエクイティファンドBPEA Real Estateが総客室数305室を有する大阪御堂筋のホテルを取得及びホリデイ・インエクスプレスへのリブランド、同12月には中国の復星(フォースン)がタイのProperty Perfectから北海道のキロロリゾートを取得したとそれぞれ報道されています。
JLLは、今後予測される複数のホテル大型ポートフォリオ案件や、引き続き旺盛な投資家による日本への投資意欲を鑑みて、2022年の日本のホテル売買取引額は、前年比20%を超える25億米ドルと予測しています。
JLLについて
JLL(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に関わるすべてのサービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。JLLは、最先端のテクノロジーを活用した価値ある機会、優良なスペース、環境に配慮した持続可能な施策をお客様、人々、コミュニティーに提供し、不動産の未来を拓く取り組みを進めています。 フォーチュン500に選出されているJLLは、2021年9月30日現在、世界80ヵ国で展開、従業員約95,000名を擁し、2020年の売上高は166億米ドルです。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インコーポレイテッドの企業呼称及び登録商標です。jll.com