JLL、アウトバウンド不動産投資に関するサービス体制を強化

グローバルファンドアドバイザリー」を新設、国内投資家からの海外投資ニーズに対応

東京 2018年9月25日 

総合不動産サービス大手のJLL(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 河西 利信)は、国内投資家による海外不動産への投資(アウトバウンド投資)に関する専門チーム「グローバルファンドアドバイザリー」を新設、統括者として平塚純弘氏を任命しました。

アウトバウンド投資は、低金利の長期化、ポートフォリオの多様化を通じたリスク分散を目的として近年増加しており、投資に関する専門的なアドバイスへの需要が高まっています。JLLは、2018年1月より海外不動産に対する直接投資の専門家を配置しておりましたが、新たに「グローバルファンドアドバイザリー」を設置、専門家である平塚氏を迎え、ファンドを通じた海外への間接投資に対するサービス体制を強化します。これにより、直接・間接両方の投資スタイルに対応できるチーム体制を整えました。

平塚氏は、ドイチェ・アセット・マネジメント、BNPパリバ証券、インベスコ・アセット・マネジメントなどの大手外資系金融機関で約26年にわたり機関投資家向けの不動産投資や資産運用業務に従事し、プライベートファンドリプレースメント、ストラクチャリング、アドミニストレーション業務に関する豊富な知識を有します。日本では、JLLのグローバルなリソースを基に長年蓄積された不動産の知的資本を活用し、主に機関投資家に対して投資家の視点に立った投資目的や要件に合った厳選した投資案件や運用者に関わる情報提供に加え、投資家の観点で運用者と投資要件やビークルのストラクチャリングに関わる調整業務を担当します。「グローバルファンドアドバイザリー」の設置は、ロンドン、シンガポール、アメリカ大陸に続くものです。

ファンドアドバイザリーアジアパシフィック統括Martijn van Eldikは次のように述べています。
「日本の投資家による海外投資ニーズが高まっている中、ベストなタイミングで平塚氏をチームに迎えることができました。専門的な知見、実績を有する平塚氏がチームに加入したことで、既存のお客様に加え、海外不動産への投資に関心がある投資家にも的確なアドバイスを提供できると確信しています。
長期的な戦略の一環として、投資や資本調達アドバイザリーに対するサービス体制をグローバルで強化しています。世界的に不動産への投資割合が増加傾向にあります。サービス拠点を拡大し、最新の市況やアドバイス、プロジェクト管理など投資家からのニーズに応えて参ります」

JLL日本 取締役 執行役員 キャピタルマーケット事業部長 水野 明彦は次のように述べています。
「日系企業による海外投資ビジネスが増加する中、海外投資に関する様々なお問い合わせをいただきます。海外不動産への直接投資を担当するインターナショナルキャピタルマーケッツ事業部富松華子に加え、間接投資の担当として平塚氏を迎えたことで、キャピタルマーケット事業部とグローバルファンドアドバイザリーが一体となり、あらゆる投資スタイルに対応できるサービス体制が整いました。JLLのグローバルネットワークと連携しながら、多様化する投資家のニーズにあったサービス、投資機会を提供して参ります」



JLLについて
JLL(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に関わるすべてのサービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。JLLは不動産市場を再考し、皆様のアンビション実現を支援する価値ある不動産の機会やスペースを提供するとともに、お客様、人、コミュニティにとってよりよい明日を築くことを目指します。2018年6月30日現在、JLLは世界80ヵ国、従業員約86,000名、300超拠点で展開し、フォーチュン500に選出されています。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インコーポレイテッドの企業呼称及び登録商標です。jll.com