Skip Ribbon Commands
Skip to main content

News Release

大阪オフィスマーケットのレポートを発表

大阪は国際都市になれるか-オフィスマーケットから見た日本第2の都市


 2009年6月5日発信 ジョーンズ ラング ラサール株式会社(本社 東京都千代田区永田町、代表取締役 濱岡 洋一郎)はこのほど、大阪のAグレードオフィス市場をエリア別に考察した『大阪オフィスマーケットの将来展望‐残された最後の一等地』を発表しました。これは四半期毎に発表している『アジア・パシフィック・プロパティ・ダイジェスト日本版』に、2009年第1・四半期より大阪のオフィス市場のデータ・分析が加わるのに先がけ、市場概要と考察をまとめたものです。

 大阪Aグレードオフィスの定義としては、主要オフィス地区である梅田、御堂筋、中之島エリアを中心とする都心2区(北区、中央区)に所在する賃貸面積1万平方㍍以上、基準階面積600平方㍍以上などの一定基準を満たしたものとしています。

 2009 年第1 ・四半期のオフィス市場の賃料レベルは、 坪当たりの月額賃料(共益費込み)は東京の43,247円に対し、大阪は20,764 円となりました。大阪市場では、2008 年第3 ・四半期から継続的に5%近くの賃料下落が見られ、2009年第1・ 四半期に入り賃料が9.1%と大幅に下落しているものの空室率は4.9%にとどまっていることから、現状は賃料を下げることでテナントを獲得している動きが読み取れます。しかし、今後さらに景気低迷と共に企業収益が悪化すれば、東京市場と同様に空室率の上昇を伴う賃料下落が予想されます。また、大阪オフィス市場の2008年末時点での貸床ベースにおける約110万平方㍍のストックは、同時点での東京Aグレードオフィスのストック約380万平方㍍に比べ、都市の経済規模に対し小さいものとなっています。
 
 弊社リサーチ&アドバイザリー部門の責任者でローカル・ダイレクターの赤城威志は、「東京に比べ需要の絶対量が少なく、テナント構造も賃料負担力の低い中小企業比が高い特徴を有している大阪においても2008年第3・四半期から賃料が下落に転じており、世界的な景気減速の影響が見受けられる」と大阪オフィス市場の特徴について述べています。

 さらに今後注目される事項としては、大量の新規供給とそれを吸収する潜在需要です。大阪梅田北ヤードの再開発計画等で2012年には竣工が特に集中し、約29万平方㍍のAグレードオフィスが供給される予定であり、今後5年間の新規供給量は計64万平方㍍にもおよぶとされています。これは2008年末時点の全ストックの60%にあたるため、潜在需要如何によってはインパクトの度合いが東京の「2003年問題」を超え得ることを本レポートは示唆しています。これについて赤城威志は、「日本第2の都市である大阪は、香港・シンガポールの倍以上の経済規模を有し、世界的に見ても有数の経済圏を形成している。したがって、一企業単位ではなく、官民が一体となって新たな需要創出に取り組むことで、世界から注目を集める国際都市となるのに十分な潜在力を有する一大マーケットであると考えられている。また、大阪は東アジア経済に対する依存度が高いことから、若干ながら回復の兆候が見られ始めている中国を中心とした経済状況も注目される」としています。

 今後の見通しについて弊社関西支社長の田中宏(あつし)は、「弊社が、西日本をカバーするプロパティマネジメントの拠点を大阪に設けて4年が経過したが、これまでの基盤整備のステージから業務を拡張し大きく飛躍すべきステージとして、これまでのノウハウやネットワークを最大限に活用したサービスを提供していきたいと考えている。今後ますます厳しくなることが予想される大阪オフィスマーケットは、日本のマーケットに精通したグローバルな不動産サービス会社としての当社の真価が大いに発揮される、またとない機会の創出と捉えている」と語っています。
 
ジョーンズ ラング ラサールについて
ジョーンズ ラング ラサール(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に特化したプロフェッショナルなサービス会社で、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、国内外を問わず世界中で広範囲な知識を有する専門家が、不動産に関するサービスを提供しています。グループの2008 年度の収益は約27 億ドルで、全世界の60 カ国、750 以上のマーケットで180以上のオフィスを持ちビジネスを展開しています。 また、プロパティサービス及び企業向けファシリティマネジメントサービスにおける世界のリーディング カンパニーとして、約1 億3,000万平方メートル(3,934万坪)の不動産を管理しています。 ジョーンズ ラング ラサール グループにおいて不動産投資・運用を担当するラサール インベストメント マネージメントは、総額約410 億ドル以上の資産を運用しています。詳細な情報はホームページをご覧下さい。
http://www.joneslanglasalle.co.jp
ジョーンズ  ラング ラサールのアジア太平洋地域での活動は50 年以上にわたり、現在では13 カ国に79の拠点を持ち、17,400名以上のスタッフがビジネスを展開するに至っています。