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News Release

エンパイア・ステート・ビルディングのサステナビリティプログラムの管理業務を受託-エネルギーとCO2を38%削減し、業界モデルに

チーム分析により環境面、経済面における価値を考察


 2009年4月6日、ニューヨーク発‐ジョーンズ ラング ラサール社(本社 イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者 コリン・ダイアー、NYSE: JLL)とエンパイア・ステート・ビルディングのサステナビリティプログラムのパートナーはこのほど、象徴的な不動産である同ビルが、収益性を踏まえた「グリーン化」を決定したことを受け、同ビルのエネルギー消費量と温室効果ガスを、最大で38%削減する一大サステナビリティプロジェクトを発表しました。プロジェクト完了時に同ビルはENERGY STARで90点を達成し、エネルギー効率においてAクラスビルのうちのトップ10%にランクされることが見込まれます。これは、戦前に建築された不動産としては大きな功績といえます。また、エンパイア・ステート・ビルディングはLEEDのゴールド認証の取得を目指すこととなります。

 ジョーンズ ラング ラサールは、エンパイア・ステート・ビルディング社のアンソニー・E・マルキンが指揮する共同チームにおいて、プログラムマネージャーとしての役割を担います。本チームは業界初の総合的な省エネ対策モデルを開発し、そのプロセスを開示することにより全世界における既存建物のエネルギー関連プロジェクトの規範をつくることを目的にしています。このプログラムは既存ビルのオーナーに対し、経済的に適した手法で責任あるエネルギー管理を行う道筋を示します。

 エンパイア・ステート・ビルディングの所有者であるエンパイア・ステート・ビルディング社のアンソニー・E・マルキンは、「今回の革新的プロセスにより、モデル化とプログラム組成の新手法が開発され、全世界での適用の道を開くことになり、大幅な温室効果ガス排出の削減に繋がるでしょう。これ以外の手段、例えば廃棄物や建設廃材の再生利用、再生資材の利用、環境に配慮した洗剤や害虫駆除製品の使用などを併用することにより、エンパイア・ステート・ビルディングで構築したモデルがエネルギー消費量と環境への負荷削減を加速させ、より持続可能な運営を実現させることができるでしょう。同時に、収益性の向上が可能となります」と述べています。

 また、本プログラムを担当するジョーンズ ラング ラサールのインターナショナルダイレクター、レイモンド・クオータラロは、「革新的な手順の数々を明確にする中で、エンパイア・ステート・ビルディングのチームは環境への一定の成果をもたらすエネルギー効率化改修工事の投資対効果を強く打ち出しました。ここに挙げる戦略を実行に移すことにより、オーナーにとっては温室効果ガスの排出量を大幅に削減できると同時に、何百万ドルものコスト削減が可能となり、また資産価値を向上することができます。まさにオーナー、テナント、地球環境の全てにとってプラスの結果をもたらします」と語っています。

 エンパイア・ステート・ビルディングの改修プログラムは初期コストが約2,000万ドルで、工事完了時には年間440万ドルのエネルギー費用の節減が見込まれます。工事の大半は今後2年間のうちに行われる予定です。また、このプログラムにより今後15年の間に二酸化炭素排出量が105,000トン削減され、これは年ベースに換算すると17,500台の乗用車が排出する二酸化炭素に等しくなります。

 プログラムマネージャーとして、ジョーンズ ラング ラサールはクリントン気候イニシアティブ、ロッキー・マウンテン・インスティテュート、ジョンソンコントロールズから成る専門チームによる画期的な分析法の調整役を果たしました。同チームは二酸化炭素排出量と経済的影響のバランス達成を目標に、60を超えるエネルギー効率化戦略を精査しました。また、戦略ごとの初期コストや関連エネルギー費用節減と温室効果ガス削減量を詳細に調べ、15年スパンでの投資回収期間とネットプレゼントバリュー(純現在価値)を確定しました。

 このプロセスは、全世界の旧来型ビルに再現可能なエネルギー戦略の、最適な手法を実施することから生まれる金融資産価値を実証することになります。サステナビリティに向けた投資効果を明確に示すことにより、既存ビルのオーナーに対し、新たな資金調達の選択肢を提示しています。

 マルキンは、「我々は負債を抱える不動産に対してもこのようなプロジェクトに参加できるよう、資金調達方法を確立するべく活動を行いますが、本プロジェクトにおいては融資を条件としておらず、手元資金にて進めていきます」と付け加えています。

 本件では次の8つの主要プロジェクトが実施されます:①6,500枚の窓ガラス改修、②ラジエーター断熱の導入、③テナント占有部分の照明の改良、④昼光、電源プラグの改良、⑤エアハンドラーの交換、⑥チラープラント改修、⑦ビル全体のコントロールシステム改善、空調コントロール改良、そして⑧ウェブ上で行うテナントエネルギー管理システムの導入です。

また、プログラムではテナントに対し次の手段を講じることにより、エネルギー消費量を削減することを推奨しています:
• 規格スペースに1平方フィートあたり6ドルを投資することにより、年間1平方フィートあたり70-90セントの運営コスト削減を達成
• プロジェクトチームによって提供されるオンライン計算機を用い、エネルギー消費量と温室効果ガス削減を実証するスペースを設定または再設定するために、規格デザインを採用する
• テナントスペースのエネルギー使用量を計測することにより、削減量とCO2排出報告に役立てる

ジョーンズ ラング ラサールは商業用不動産業界のリーダーとして、エネルギーとサステナビリティのソリューション提供に積極的に取り組んでいます。事業目標とコスト削減に向けた包括的なサービスラインアップを通じ、当社は2008年度には各種企業に対し9,500万ドルを超えるエネルギー関連コストの削減を支援しました。

ジョーンズ ラング ラサールについて
ジョーンズ ラング ラサール(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に特化したプロフェッショナルなサービス会社で、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、国内外を問わず世界中で広範囲な知識を有する専門家が、不動産に関するサービスを提供しています。グループの2008年度の収益は約27 億ドルで、全世界の60 カ国、750 以上のマーケットで180以上のオフィスを持ちビジネスを展開しています。 また、プロパティサービス及び企業向けファシリティマネジメントサービスにおける世界のリーディング カンパニーとして、約1 億2,080万平方メートル(3,654万坪)の不動産を管理しています。 ジョーンズ ラング ラサール グループにおいて不動産投資・運用を担当するラサール インベストメント マネージメントは、総額約460 億ドル以上の資産を運用しています。詳細な情報はホームページをご覧下さい。
http://www.joneslanglasalle.co.jp
ジョーンズ  ラング ラサールのアジア太平洋地域での活動は50 年以上にわたり、現在では13 カ国に80の拠点を持ち、17,500名以上のスタッフがビジネスを展開するに至っています。