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News Release

グローバル・キャピタル・フロー 2011年第1四半期

2011年第1四半期の地域外直接不動産投資は70%増
クロスボーダー取引の最大投資先はパリとロンドン
最大の資本供給源はカナダ、シンガポール、ドイツ


2011年6月2日発信 ジョーンズ ラング ラサール(本社イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者コリン・ダイアー、NYSE JLL)がまとめたグローバル・キャピタル・フロー・レポートによると、クロスボーダーの直接不動産投資額は2011年第1四半期に前年同期比で25%増加し、370億米ドルに達しました。「地域外」投資額(アメリカ大陸、欧州・中東・アフリカ、アジア・パシフィック地域間のキャピタル・フロー)は前年同期比で70%増加し、260億米ドルとなりました。これは第1四半期の不動産取引総額(クロスボーダー投資プラス国内投資)の40%増をはるかに上回る伸び率で、投資家による海外資産取得への意欲の強さを裏付けています。

第1四半期において、最も活発にクロスボーダー取引を行ったのは、グローバルファンド、カナダ、シンガポール、ドイツの投資家でした。地域外からの資本流入が最も多かったのはアメリカ大陸で、26億米ドルに達しました。次いで多かったのはEMEA地域で22億米ドルが流入しました。一方、アジア・パシフィック地域の資本流出額は、33億米ドルに達しました。これは、急成長を遂げているアジア・パシフィック地域の個人および機関投資家の存在感が高まっていることを示しています。

当社のICG (インターナショナル キャピタル グループ)を統括するアーサー・デ・ハーストは、「第1四半期は地域外からの投資が70%増加し、直接不動産投資額(購入額)は160億米ドル近くに上りました。米国やアジア・パシフィック地域では国内の買主が主体でしたが、EMEA地域では取引額の3分の1以上が地域外からの投資で、ロンドンやパリなどが世界中から関心を集めていることを反映しています」とコメントしています。

第1四半期に最も多額の投資を集めた上位10都市のうち5都市をアジア・パシフィック地域が占め、東京、シンガポール、香港、ソウル、上海がランクインしました。3都市はアメリカ大陸で、ニューヨーク、ワシントンDC、ロサンゼルス、残りの2都市がEMEA地域のロンドンとマンチェスターでした。マンチェスターでは1件の大規模リテール施設の取引が投資額を押し上げました。ロンドンは引き続きアジア・パシフィック地域や中東などの投資家からクロスボーダー取引を集めました。

ジョーンズ ラング ラサールアジア・パシフィック地域の最高経営責任者(CEO)であるアラステア・ヒューズは、「今後、東京が3月の大震災により短期的に影響を受けることは避けられないでしょう。投資家が最新のエンジニアリング・レポートを発注しているため、それにより資産取得に若干の遅れが生じるかもしれませんが、国内や世界の投資家は中期的に日本市場にコミットする姿勢を示しています。ロンドンは引き続き多くのクロスボーダー投資家からの関心を集めるでしょう。米国は投資熱の再燃により、2011年のうちにトップテン市場に復帰する見込みです。トップテンに入っていない新興国市場の都市であるバンコク、北京、モスクワ、サンパウロ、ワルシャワの今後の動きにも要注目です」と述べています。

世界的に見れば、不動産取引総額に占めるリテール・セクターの比率は第1四半期に3分の1近くに達し、2010年の4分の1から上昇しました。オフィス・セクターの比率は2010年の半分近くから45%に低下しました。
 
– 以上 –

「グローバル・キャピタル・フロー」
世界における不動産投資マネーの動きを解説する分析レポートで、四半期ごとに刊行しています。


注釈:
1. 地域内投資とは、買主、売主もしくは双方が対象資産の所在地の域内に属するものを指す(例:カナダで資産を取得する米国のREITや、英国で資産を売却するドイツのオープンエンド型ファンドなど)。
2. 地域外投資とは、買主、売主もしくは双方が対象資産の所在地の域外に属するものを指す。(例:デンマークで資産を取得する米国のREITや、カナダで資産を売却するお豪州の年金基金など)。
3. クロスボーダー投資とは、買主、売主もしくは双方が対象資産の所在地の国外に属するものを指し、地域外投資と地域内投資に分けられる。
4. 国内投資家とは、その取引が行われた国に属する投資家を指し、買主と売主の双方が「国内」にいる取引は「国内投資」とみなされる。
5. 法人単位の取引、開発プロジェクト、集合住宅への投資はデータに含まれておらず、変更される可能性がある。
6. 取引額は取引が発生した四半期のデイリーレートの平均で米ドルに換算した。すなわち、外国為替の影響は除外されていない。
7. グローバルファンドとは、複数の地域において資本を調達するファンドを指す 。
 

ジョーンズ ラング ラサール キャピタルマーケッツについて
ジョーンズ ラング ラサール キャピタルマーケッツは投資家およびテナントに対し、グローバルレベルで不動産売却、資金調達、アドバイザリー、資本増強等のフルレンジの支援サービスを提供しています。ローカル市場とグローバル投資家について蓄積した豊富なノウハウにより、顧客の皆様に最良のソリューションを提案しています。

ジョーンズ ラング ラサールについて
ジョーンズ ラング ラサール(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に特化したプロフェッショナルなサービス会社で、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、国内外を問わず世界中で広範囲な知識を有する専門家が、不動産に関するサービスを提供しています。グループの2010年度の売上高は約29 億ドルで、全世界の60 カ国、約1,000都市を網羅する185の事業所で業務を展開しています。 また、プロパティサービス及び企業向けファシリティマネジメントサービスにおける世界のリーディング カンパニーとして、約1 億6,700万平方メートル(約5,060 万坪)の不動産を管理しています。 ジョーンズ ラング ラサール グループにおいて不動産投資・運用を担当するラサール インベストメント マネージメントは、総額約430 億ドルの資産を運用しています。
ジョーンズ ラング ラサールのアジア太平洋地域での活動は50年以上にわたり、現在では13ヶ国、78 事業所で約19,400名のスタッフを擁しています。詳細な情報はホームページをご覧下さい。
www.joneslanglasalle.co.jp