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News Release

2010年第3四半期の全世界の不動産取引総額は横這いで推移

―アジア・パシフィック地域の不動産取引総額は回復、前期比12%増加に―


 2010年11月2日 シンガポール発‐ジョーンズ ラング ラサール社(本社 イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者コリン・ダイアー、NYSE: JLL)はこのほど、世界の主要3地域(アメリカ大陸、欧州・中東・アフリカ、アジア・パシフィック地域)における2010年第3四半期の不動産売買取引総額は690億米ドルとなったと発表しました。これは、第2四半期実績(660億米ドル)とはほぼ同水準で、2009年第3四半期比では僅か8%の伸びとなりました。2009年を通して見られた世界の不動産投資活動の増加は一段落となっています。全世界での不動産取引総額は、2010年第3四半期まで(9ヶ月間)で2,020億米ドルとなり、前年同期の1,390億米ドルを上回りました。当社では2010年通年での世界の不動産の直接売買取引総額は前年比35-40%増の2,800億から2,900億米ドルに落ち着くとみています。
 
地域別取引額
 
 アジア・パシフィック地域では、企業センチメントや市場のファンダメンタルズの改善に後押しされ、2010年第3四半期には不動産投資活動の改善が見られました。当期の不動産売買取引総額は、第2四半期比12%増の180億米ドルとなりました。
特にシンガポールでは、2010年第3四半期に前年同期比で500%増となる不動産取引額の顕著な増加が見られました。また、マレーシア(76%の増加)とオーストラリア(42%の増加)においても前年同期比で取引額の堅調な増加となりました。
 
アジア・パシフィック地域のキャピタルマーケッツの責任者であるスチュアート・クロウは、「アジア・パシフィック地域ではいくつかの重要な不動産売買取引に関する期待感と前向きな企業センチメントに支えられて、市場のファンダメンタルズは改善が続いています。今後も当地域では不動産投資に対する投資家の積極的な姿勢が引き続き見られるものと思われます。不動産投資家は当地域における低金利状況と、不動産投資市場の拡大に伴い、ポートフォリオ取引が増加することを期待しています」と述べています。

 不動産投資額の増加に伴い、アジア・パシフィック地域では2010年第3四半期に複数の大型ポートフォリオ取引が行われました。日本では9月に、日本リテールファンド投資法人が、オフィス・住居を含むノンコア・アセット18物件の信託受益権を、ケネディクスが組成した不動産ファンドに譲渡しました。またオーストラリアでは、当社はColonial First State Property Retail Property Trust に対し、Austexx Proprietary Ltdのアウトレットリテール4店舗の4億7,300万米ドルでの取得に関して支援しました。
 
 アジア・パシフィック地域のキャピタルマーケッツ事業部のリサーチヘッドであるミーガン・ウォルターズ博士は、「2010年第3四半期においても、引き続き当地域の殆どの市場において不動産価格の継続的な上昇が見られました。機関投資家による不動産のバルク買いも見られ、それは今後も続くでしょう。一方で、ファンドは物件を吟味して、選択的な取得アプローチを取っていくと思われます」としました。
 
 またアジア・パシフィック地域における2010年第3四半期のクロスボーダー(国を超えた)売買取引総額も、前期比で23%の増加となる50億米ドルとなりました。特にオーストラリアでは伸びが顕著で、クロスボーダー取引総額は前年同期比で110%の増加となりました。ジョーンズ ラング ラサールでは、アジア・パシフィック地域の2010年通年での売買取引総額は、2009年実績比で15-25%増となる、770億米ドルに達すると予想しています。
 
 ヨーロッパ・中東・アフリカ (EMEA)の2010年第3四半期の不動産売買取引総額は、第2四半期比で12%(ユーロ建て)減少し、210億ユーロ(270億米ドル)でした。当地域の2010年通年での取引総額は前年比約30%の増加が見込まれています。夏休み期間の取引減少や、投資対象となる優良物件の不足に加え、欧州の一部の国の国家債務に対する懸念により、2010年第3四半期の取引総額は抑制される結果となりました。スペインとイタリアでは取引総額が第2四半期比で大幅に減少しましたが、英国とドイツは緩やかな減少に留まりました。一方、フランスと特にスウェーデンでは、2010年第2四半期に比べて不動産取引額の増加が見られました。

 アメリカ大陸では、引き続き不動産投資市場の勢いが増しており、2010年第3四半期には不動産売買取引総額が前期比で12%上昇しました。米国では特にゲートウェイ都市を中心とした不動産取引の増加を受けて、2010年第3四半期の売買取引総額は前期比で24%の増加となり、また前年同期比では50%を越す増加となりました。ブラジルは、アメリカ大陸で最も魅力的な成長市場としての地位を堅持しており、2010年第3四半期までの売却取引は前年同期比で3倍以上に増えました。これはクロスボーダーおよび国内投資家が、こぞってブラジルの景気拡大機運に乗ろうとしている表れでもあります。

注釈

法人単位の取引、開発プロジェクト、集合住宅への投資、500百万米ドル未満の取引はデータに含まれない。
 

ジョーンズ ラング ラサール キャピタルマーケッツについて
ジョーンズ ラング ラサール キャピタル マーケッツは投資家およびテナントに対してグローバルで不動産売却、資金調達、リポジショニング、アドバイザリー、資本増強等のフルレンジの支援サービスを提供しています。当社のローカル市場とグローバル投資家に対する深い専門知識が、顧客への最良のソリューション提供を可能にしています。この3年間に全世界で総額1,430億米ドルにおよぶ不動産売買取引支援を行ないました。キャピタルマーケッツ チームは全世界の180主要市場、約700人のスタッフで業務を展開しています。

ジョーンズ ラング ラサールについて
ジョーンズ ラング ラサール(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に特化したプロフェッショナルなサービス会社で、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、国内外を問わず世界中で広範囲な知識を有する専門家が、不動産に関するサービスを提供しています。グループの2009年度の売上高は約25 億ドルで、全世界の60 カ国、750都市を網羅する180の事業所で業務を展開しています。 また、プロパティサービス及び企業向けファシリティマネジメントサービスにおける世界のリーディング カンパニーとして、約1 億5,000万平方メートル(約4,500 万坪)の不動産を管理しています。 ジョーンズ ラング ラサール グループにおいて不動産投資・運用を担当するラサール インベストメント マネージメントは、総額約400 億ドルの資産を運用しています。詳細な情報はホームページをご覧下さい。
www.joneslanglasalle.com
ジョーンズ ラング ラサールのアジア太平洋地域での活動は50年以上にわたり、現在では13ヶ国、77 事業所で約19,000名のスタッフを擁しています。