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News Release

Tokyo

[速報-2015年通年] 世界の不動産投資額、前年比3%減の6,890億ドル、日本は22%減の339億ドル(円建てで12%減の4兆900億円)

アメリカの投資額はリーマンショック前のピークを超え最高額に


2016年1月14日 東京

総合不動産サービス大手のJLLグループ(本社:イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者:コリン・ダイアー、NYSE JLL、以下:JLL)がまとめた投資分析レポートによると、2015年通年の世界の商業用不動産投資額は、速報ベース※1で前年比3%減の6,890億ドル※2となりました。2015年第4四半期の投資額は、前年同期比15%減の1,940億ドルとなりました。
日本の2015年通年の投資額は、前年比22%減の339億ドル(円建てでは12%減の4兆900億円※3)となりました。JLLは、2016年の世界の商業用不動産投資額の見通しを7,200-7,300億ドルとしています。

世界の商業用不動産投資をまとめたレポート(確報)、また、日本の不動産投資に特化した分析レポート「ジャパン キャピタル フロー (Japan Capital Flows)」は、1月末に発行予定です。

ハイライトは以下のとおりです。

  • 2015年通年の世界の商業用不動産投資額は、速報ベースで前年比3%減の6,890億ドルとなった。2015年第4四半期の投資額は、前年同期比15%減の1,940億ドルとなった。

  • 2015年通年のアメリカ大陸の投資額は、前年比4%増の3,130億ドルとなり、リーマンショック前のピーク(2007年)の投資額3,040億ドルを超え、同地域における最高額※4となった。EMEAの投資額は、前年比9%減の2,530億ドルとなった。アジア太平洋地域の投資額は、前年比6 %減の1,230億ドルとなった。ドル高により日本やオーストラリアの投資額が現地通貨に対して約20%目減りしていることが影響している。

  • 日本の2015年第4四半期の投資額は、前年同期比62%減の57億ドル(円建てでは60%減の6,880億円)となった(図表1)。また、2015年通年の投資額は、前年比22%減の339億ドル(円建てでは12%増減の4兆900億円)となった。取引金額が500億円以上の大型取引に限定した投資総額は、2014年に約1兆円であったものの、2015年には約4,000億円に減少しており、この大型取引の減少が投資額減少の原因となったものと考えられる。また、2014年の大型取引のうち、約6,000億円にあたる取引はスポンサー間取引、又は以前の所有者による買戻し取引だったことを勘案すると、実質的な取引金額は減っていないものと考えられる。

  • 2016年通年の世界の商業用不動産投資額は、7,200-7,300億ドルと予測している。

JLLリサーチ事業部長赤城威志は次のように述べています。
「2015年第3四半期まで拡大傾向を示していた日本投資市場は、予想に反して今第4四半期大幅な減少となりました。2015年通年の投資総額も前年比で減少となったものの、2014年に多く見られたスポンサー間取引を含む大型取引が減少していることが影響しており、また国内外投資家の積極的な投資姿勢に変化はないことから、数値だけを見て市場が減退したということはできないと考えられます。現在でも複数の大型案件が取引進行中であり、また2016年2月に上場予定のラサールロジポート投資法人をはじめ、年明け以降、各種プレイヤーの積極的な資産取得の動きもすでにみられています。地方物件の取引増加も見られる中、引き続き2016年を通して投資市場は活発な状態を維持するものと考えられ、結果的に前年比で減少となった2015年総投資額を上回る水準で推移するものと予測されます。」

図表1:日本国内商業用不動産への直接投資額
図表1:日本国内商業用不動産への直接投資額

【補足】
※1: 速報値であり、今後変更になる場合があります。
※2:通貨単位は、別途記載がない限りすべて米ドルとします。
※3:2015年10月から12月における平均為替レートを採用(1ドル=121.42円)
※4:JLLが2007年に観測を開始してから最高額




JLLグループについて
JLLグループ(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、包括的な不動産サービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。世界80ヵ国、従業員約58,000名、230超拠点で展開し、年間
の手数料収入は約47億米ドル、総売上高は54億米ドルに上り、フォーチュン500にも選出されています。2014年度は、プロパティマネジメント及び企業向けファシリティマネジメントにおいて、約3億1,620㎡(約9,486 万坪)の不動産ポートフォリオを管理し、1,180億米ドルの取引を完了しました。JLLグループで不動産投資・運用を担当するラサール インベスト マネジメントは、総額560億米ドルの資産を運用しています。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インクの企業呼称及び登録商標です。

JLLのアジア太平洋地域での活動は50年以上にわたり、現在16ヵ国、81事業所で31,100名超のスタッフを擁しています。2014年インターナショナル・プロパティ・アワード・アジア・パシフィックでは7ヵ国・地域で「最優秀不動産コンサルタント賞」を受賞、 また2013年ユーロマネー・リアルエステート・アワードにおいては9つの賞を受賞しました。